途切れることなく、絶え間なく【すいへいせん】

「障害のある方にも、高齢の方にも途切れることなく、絶え間なく続く水平線のような支援をしていきたい」

 

そのような願いを込めてつくられたのが、「すいへいせん訪問介護」です。2019年設立と新しく、湘南ケアカレッジの卒業生が立ち上げた訪問介護事業所、そして男性ヘルパーによる支援に特化しているという点が特徴です。

 

そして、できていないところではなく、「こうなれたらいいな」という目標を見据え、その可能性を信じてご利用者さんと関われることこそが、彼らの強みであり素晴らしいところだと感じられます。

スタッフは湘南ケアカレッジの卒業生ばかり

すいへいせんでは、障害のある方の余暇や趣味、通学などの外出をサポートする移動支援サービスや、ご利用者さんの自宅に伺い、掃除や洗濯、入浴介助などをする訪問介護サービスを行っています。

 

JR横浜線の十日市場駅から徒歩5分ほどのところの事務所を構えたマンションも、一面が爽やかなブルーに彩られており、横浜のど真ん中でまるで海にいるかのような気持ちを少しだけ感じさせてもらいました。

 

現在働いているスタッフは、皆さん湘南ケアカレッジの卒業生です。初任者研修(91期生)の同期やつながりのあったクラスの中から、代表の山口さん自らがスカウトしてスタッフが増えていきました。

 

そのうちの一人、原島さんも湘南ケアカレッジの卒業生で、山口さんが初任者研修の授業を振り替えた際に同じクラスになり、意気投合し、すいへいせんで働くことになりました。期待のホープとして、活躍されています。


スタッフの方々は前職が福祉の仕事ではない方がほとんどで、初任者研修をきっかけとして良き仲間に出会い介護・福祉の仕事へ進み始めたのだと思うと、その成長に期待を抱かざるを得ません。


介護・福祉の仕事は、関わる人みなが笑っている

山口さんが介護の仕事を選んだのは、とある体験がきっかけだったと語ります。

 

「前職を退職した際に、デイサービスで働く機会を得ました。そこで楽しそうに働くスタッフさんや、スタッフの介助に感謝してくださるご利用者さんの姿を目の当たりにして、衝撃を受けたのです。それまで勤めていた製造業の世界は、みんなが少しずつ泣きながら成り立っている状態でした。下請け業者には限りなく安く作ってもらって、販売業者にはできるだけ高く買ってもらう。それを中間で製造している私たちも、みんなが悲しい顔をしていたのです。しかし、福祉や介護にかかわる人たちはご利用者さんもスタッフも、みなが笑っていたのです。真逆だと感じて、とても惹かれました。それを機に初任者研修を受けようと決心しました」

 

「このままのんびり定年ではなく、もう少し頑張りたかったので起業しました」と、茶目っ気を見せながらも、そのバイタリティ溢れる背中が頼もしく見えます。


また実はバンドが趣味で、ビジュアルロックバンドさながらのメイクで黒いワイシャツに身を包み、サックスやギターを演奏したりと多彩な一面も伺えます。

 

そういえば、山口さんがライブで歌っていた曲「Let's get together」は、「すいへいせん」そのものではないでしょうか。“同じ時代に巡り合った仲間同士、ずっと一緒に歩いて行こう”そんなメッセージがメロディに乗せて伝わってきました。

 

大きく手を伸ばして今 何かをつかむ

果てなく広がる空 見渡すかぎり

そうさ この街を離れても 決しておれ達は変わらないだろう

 

Let's get together

南へ向かって歩き続ける

We'll go forever

必ずこの手に光をつかむんだと

 

同じ時代に生まれて 時は流れ

冷たい壁に道をふさがれて 立ちつくす

新しい大空に傷ついても 決しておれ達は振り返らない

 

Let's get together

どこまでも変わらぬ風の匂い

We'll go forever

お前がいてくれたら地図はいらないと

(「Let's get together」 作詞 山口竜介)


少数でもみなが精鋭を目指して

すいへいせんが、男性スタッフによる支援に特化しているのは、ひとえにご利用者さんやご家族からのニーズに応えたいからです。全国的にも障害のある方の男女比率は男性の方が多く、青年期を迎えたあとの障害のある方の介助は、特に同性介助を希望されるのだそう。

 

また、すいへいせんの事業所がある横浜市緑区やとなりの旭区は、障害者手帳の発行数から見てもご利用者さんが多い地域であり、比例して移動支援や訪問介護の利用ニーズも高く、ご利用者さんが受けたいサービスがあっても、事業所の人手が足りないために利用を断られてしまうといった状況もあるのだと山口さんは言います。

 

「ご利用者さんの年齢層は下が小学生から、上は83歳と幅広いながらも、メインは20代から40代です。若くて体力もあるそのような年代のご利用者さんを支援するためには、ボディメカニクスを活かしつつも、瞬間的には力が必要になることがあります」

 

たとえば、団地の3階まで車いすのご利用者さんを持ち上げて昇る介助などは、狭い階段において自分自身の身体を守りながら、安全に介助をする必要があります。そのため、事前にスタッフが集まり、車いすを使用して本番さながらに動きの確認をするなどして、良い介助ができるように準備も怠りません。

 

「少数でもみなが精鋭を目指しているので、『ヘルパーはこの人でお願いします』と、指名されるぐらいになっていきたいです」

と話す言葉通り、スタッフの皆さんは介護福祉士実務者研修などへも積極的に参加し技術を培いつつ、彼らのキャラクターが活かされていることが話の節々に感じられ、そのような彼らの努力や人柄を買う指名が増えてゆくことが遠い未来ではないと感じます。


その方にとって住みやすく

この日、1時間半の訪問介護のサービスで訪問した山口さんは、すでに入浴介助を終えて、洗濯物をたたみつつ洗濯機を回し、首尾よく仕事を進めていました。

 

1Kの部屋には、ご利用者さんのお気に入りのTRFの曲が大音量で流れており、山口さんはご利用者さんと時折話しながらも、手を休めずに仕事を進めていきます。


綺麗に掃除機をかけ終わった山口さんが、掃除機を充電器がある場所に戻そうとすると、

 

「これはこういう風に置いてくれると、Wi-Fiに触れなくて済むから、こうしてほしい」

 

と掃除機の置く場所の置き方と角度をご利用者さんが教えてくれるのを聞いて、「分かりました」と気持ちよく応えているシーンがありました。

 

訪問介護での生活支援は、ご利用者さんごとに異なる生活のルールに沿って行われていきます。洗濯物の畳み方ひとつをとっても、ご利用者さんによって異なり、ヘルパーの都合が良い畳み方をするのではなく、ご利用者さんにとって都合の良い畳み方が求められます。

 

また、身体に麻痺があるご利用者さんであれば、その方にとって使いやすい位置にある物はその位置に現状復旧し、その方にとって住みやすく整った部屋に戻しておくのです。


ご利用者さんだけでなく、ご家族からも感謝してもらえる

目黒さんも山口さんと初任者研修が同期だったことをきっかけに、すいへいせんで働くようになりました。

 

「認知症の高齢者の方が暮らすグループホームや有料老人ホームで働いたことはありますが、移動支援や訪問介護は自由度が高くて、夜勤もなく、自分のスケジュールに合わせて働けるのが良いです」と語ります。

 

「私たちが移動支援でサービスに入ることで、同居している家族にとってはレスパイト(休息)になります。この仕事は、ご利用者さんからも『この前、楽しかったよ』と感謝され、お母さんからも『出かけてくれているおかげで、用事が済んだわ』と感謝してもらえるのです」と目黒さんは嬉しそうに話してくれました。

 

ご利用者さんと同居している家族がいる場合、訪問介護のサービスを入れつつも、多くが家族の手によって途切れず、絶え間ない支援が行われています。

 

その介護負担を少しの間だけでも肩代わりし、それぞれに楽しい時間を過ごしてもらうことも、ヘルパーの役割でもあるのでしょう。


ご利用者さんの行動や気持ちを、プラスの視点から捉える

嬉しいことと言えばと、今度は山口さんが照れながらこのような話もしてくれました。

 

「相談支援専門員やデイサービスの相談員、学生であれば学校の先生などご利用者さんに関係する事業所が集まって行う担当者会議に出席していると、『すいへいせんのスタッフはご利用者さんの懐への入り方が上手だな』と思うのです。なぜかと言うと、訪問介護や移動支援という同じサービスであっても複数の事業所で割り振って担当していると、他の事業所では困っている対応も、すいへいせんでは問題なく行えていたりするのです」

 

山口さんの話を聞き、ふと始まったとあるご利用者さんの連絡事項を共有している場で私が感じたこととその理由はつながることに気付きました。

 

「最近支援に入り始めた〇〇さんの、自宅からの移動支援の出発はどういう風に進んでる?」と山口さんが口火を切った話は、スタッフさんがそれぞれ担当した時の苦戦した様子を話しつつも、

 

「できるだけ無理やりではなく、ご本人から動きたくなるようにしたいなと思っています」

 

「『行きますよ』とヘルパーが先導するのではなくて、友達のような雰囲気で声をかけられた方がご利用者さんは動きやすいと思う」

 

「お母さんとも協力して、ある程度したら席を外してもらい、ご利用者さんに心の準備ができたら行けるのではないか」

 

と彼らの発言を聞くだけでも、どのようにご利用者さんと関わっているのかが想像できる提案が次々と挙がっていたのです。

 

そう、彼らの言葉にはマイナスなニュアンスが一切なく、ただ「どうしたらご利用者さんが気持ちよく出発できるか」という目標についてプラスの観点からスタッフみなが考えていました。これは言葉で言うほど、実は簡単なことではないと思うのです。

 

なぜなら人間は他人のできていないことほど目につきやすく、できていないことを言うだけの方が簡単だからです。

 

会議などの場は「〇〇さんは、こういったことができない」「これがダメなところだよね」と改善策を話し合っているように見えて、実態はアラ探ししかしていないといった話し合いになりがちではないでしょうか。私自身も、それにまつわる苦い思い出があります。

 

それはつまり、相手の悪い部分に注目しているということで、もちろん相手にもそれは伝わっているはずです。

 

すいへいせんのヘルパーさんはその逆で、目標に向けてどうしたらご利用者さんが動けるかを「こうなれたらいいな」、「この方法なら喜ぶのではないか」とご利用者さんの行動や気持ちをプラスの視点から捉えているのです。

 

ヘルパーがそのようにご利用者さんを見て、可能性を信じて関われば、相手もその気持ちを受け取らずにはいれず、だからこそ彼らを素直に受け入れてくれるのでしょう。

 

「ケアカレの実務者研修で学んだ介護過程の考え方が、本当によく役立っていますよ」という言葉は、そのまま先生方に伝えたいほどありがたい言葉です。


「こうなれたらいいな」という可能性を信じれる視点をもった、頼れる精鋭が増えてゆくことで、途切れることのない、絶え間ない水平線のような支援は実現されていくのでしょう。


働く人の声

頼りがいのあるヘルパーを目指したい

移動支援で出かけることでご利用者さんには楽しんでいただけて、ご家族も「助かったよ」と言ってくださいます。ご家族が近所の方と「良いヘルパーさんが見つかってよかった」と話しているのを耳にすると、誇らしくなります。頼りがいのあるヘルパーを目指していきたいですね。また、スタッフは湘南ケアカレッジの初任者研修の同期や卒業生ばかりなので、気心が知れた中で働けています。男性ばかりなので、事務所にいるときは黙々と仕事していますが、全然気まずくないですね()

目黒さん

初任者研修91期生

 

ひとつ先の希望まで読んで対応したい

支援するときは、ご利用者さんからの要望のもうひとつ先の希望まで読んで、対応したいと思っています。「こんなことまでしてくれるなんて、ありがとう」と喜んでいただけると励みになります。同じご利用者さんの支援に複数のスタッフが分担して入るので、「こういう風に声をかけたら、スムーズに動けたよ」とスタッフ間で支援のポイントを共有しやすい雰囲気も働きやすいと感じます。今後はまず介護福祉士の取得を目指して、誰からも頼りにされるヘルパーになりたいです。

原島さん

初任者研修92期生


施設・事業所紹介動画

採用情報

【契約社員】※採用後6か月勤務で正社員へ登用、その時点で昇給あり

すいへいせん訪問介護

 

月収例

223,000円~(初任者研修修了時の場合)

内訳【基本給160,000円、資格手当5,000円、

職務手当55,000円、通信手当3,000円】

賞与:年2回※会社の業績による

 

233,000円~(経験3年介護福祉士の場合)

内訳【基本給160,000円、資格手当10,000円、

職務手当60,000円、通信手当3,000円】

賞与:年2回※会社の業績による

 

待遇

・交通費支給(定期乗車券代20,000円/月まで)

・社会保険(労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金)

・昇給(会社の業績による)

・定休(土曜・日曜)

・制服なし

 

勤務地

横浜市緑区十日市場町866-5サードアドバンス603

 

アクセス

JR横浜線十日市場駅より徒歩7分

 

勤務時間

7:30~16:30、9:00~18:00、11:00~20:00

 

休日

年間休日107日

 

応募資格

介護職員初任者研修修了以上

 

公式ホームページ

https://suiheisen-kaigo.com/

【パート】

すいへいせん訪問介護

 

時給例

1,250円~(初任者研修修了時の場合)

内訳【時給給1,050円、資格手当200円】

 

1,300円~(経験3年介護福祉士の場合)

内訳【時給給1,050円、資格手当300円】

 

待遇

・交通費支給

・社会保険(労災保険、雇用保険、健康保険、厚生年金)

・昇給(会社の業績による)

・制服なし

 

勤務地

横浜市緑区十日市場町866-5サードアドバンス603、

またはサービス提供先に直行および直帰もあり。

 

アクセス

JR横浜線十日市場駅より徒歩7分

 

勤務時間

7:30~21:00の間で1時間~、週に1日の勤務からご相談ください

 

休日

ご相談ください

 

応募資格

介護職員初任者研修修了以上


見学ポイント

就職相談担当 影山
就職相談担当 影山
女性が多い介護の業界において、男性スタッフのみの訪問介護の事業所はめずらしいですね。

採用担当からひと言

採用担当 山口
採用担当 山口
得意料理のローストビーフは、家族に好評です。ご連絡お待ちしています!

実際に見学してみたい、または相談・応募を希望される方は、下記の電話番号・お問い合わせフォームよりお願いします。


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幸せを、ここからつくる

ただ頑張るのではなく、理念に向かって頑張ることが幸せの創造につながるのです。その方がきっと、頑張り甲斐も感じられ、働く楽しさにもなってゆくでしょう。

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つながりを結ぶ場所

ふらりと客人が施設に立ち寄り、かつてここで暮らした親の思い出話に花を咲かせるのも珍しいことではありません。ご利用者さんとその家族の望む生活がここにあります。

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