湘南ケアカレッジの実務者研修の医療的ケアの授業の最後に、看護師の先生3人からその日の授業の総括と生徒さんに向けたメッセージが毎回送られます。毎回違う内容のその話を、私は楽しみにしています。
この前の授業で藤田先生が話していた「丁寧に仕事をする」という話は、先日、修了証明書の天地(上下)を逆にして発行してしまった私にとっては耳に痛く、心に刻んでおかないといけないと、気持ちが引き締まりました。
仕事も最初は、出来ないながらに1つひとつ確認をしながら丁寧に一生懸命に向き合うものですが、出来る事が増える事にも比例して、今度は「慣れ」が生まれてきてしまう。数をこなすことで、出来る事も増えていくのだから慣れることが必ずしも悪いわけではなく、そこにあるべき丁寧さが薄れていってしまうのでは、けして仕事が出来るようになったわけではないのだと省みました。
介護の仕事でも、いつもと同じご利用者さんに同じ介助をするにしても、「前回と同じだ」という気持ちで臨み、粗雑になるのではなく、初めて関わるときと変わらぬ丁寧に触れる気持ちを持てたらよいのだと思います。
丁寧に仕事をすることで、きっと自分に返ってくる反応や結果も、快いものになるはず。来年に向けて、意識づけていきたい内容でした。
(影山)