良いご縁がありますように

明けましておめでとうございます。

 

去年1月からスタートした介護仕事百景も2年目になります。ホームページに掲載する記事の取材も、初めは何をどう話したらいいのか、そもそも取材ってなにをしたらいいのか、分からないことづくしでした。

 

本当にありがたいことに、取材で伺ったどの施設や事業所の方も、新米インタビュアー相手に、丁寧に、その職場の良さを語ってくださいました。ご利用者さんと一緒に施設内を見学したことも、施設の畑でとれた野菜をいただいたことも、ご利用者さんと一緒に歌を歌わせてもらったこともありました。

 

どの施設も、その施設にしかないものが必ずありました。まるで自宅のような家庭的な雰囲気、他業界から取り入れた教育制度、そこにいるご利用者さんに合った介護の技術や知識など、組み合わせが違えばまったく違う施設で、さらにそこに一番大事な要素、働いている人も加われば、もう十人十色どころか百人百色です。

 

一般の求人誌では、一緒くたに並べられてしまっているけれど、どの施設にもその施設にしかないものが必ずある唯一無二でした。「同じ施設なんてないはず」という介護仕事百景がたてた仮説を、この1年お会いしてきた皆さんから証明してもらえました。

 

そして何より、取材や見学を通してそこで働いている人と話しができることが楽しかったです。「こんな風に頑張っている人がいるんだ」と、介護の仕事が好きな人と話せるのが嬉しかったです。

 

「こんなに良い話だから、私一人が聞くだけじゃもったいないから、もっとたくさんの人に知ってもらいたいな」と、思えたからこそ、良さを思いっきり伝えようとしました。

 

去年恵まれたご縁に感謝をして、取材にご協力いただいた方への年賀状に「今年も良いご縁がありますように」と、また深く願いを込めました。今年も、どんな人と出会えるかが楽しみで仕方ありません。

(影山)