繰り返せば結果は変わる

勉強は、予習、授業、復習を輪にして繰り返すことで身に付くと言われています。

偉そうなタイトルで始めましたが、学生の頃、予習をして授業に臨むようにあれほど先生に言われても、3日しか続かなかった私は、繰り返すことが大の苦手です。

 

新しいことには首を突っ込みたくなるけれど、予習で解いた問題を復習で解きなおしたり、毎日コツコツと年号や単語を覚えたりする地道な努力は、フェードアウトしていく気持ちに抗えず続きませんでした。

 

続かない原因は飽きっぽい性格だからだ、短期集中型なんだと見て見ぬふりしてきましたが、私の場合「目立たないことをやり続けられない」だけでした。

 

授業やテストは人から点数をつけてもらい評価されますが、予習や復習は誰も見ていません。目立たない予習や復習をする意味を理解できず、ただ点数をとるためだけに勉強をしてしまっていたのです。授業を受けていると、短期記憶として知識を得た気になっていただけで、繰り返すことを怠った身に付いていない知識は、すぐに抜け落ち消えてしまっていました。

 

勉強をするのは、良い点数をとって認められるためではなく、得た知識を活かすのがゴールと設定した方が得られるものが大きかったはずです。例えテストでとった同じ1点でも、詰め込んだ知識か、繰り返すことで身に付けた知識なのか、過程が違えば、その後できることに大きな違いが生まれるかもしれないのです。

 

「問題を繰り返し解けば解くほど、不安になるんです」とこぼしてくれた、受験を控えている生徒さんの言葉が考え直すヒントをくれました。

 

テストだけでなく、これは日々の仕事においても同じなのだと思います。目立たないことでも繰り返すことで身になってこそ、その先がある。目立たないことを繰り返しできることは地味だけれど、それが出来るか出来ないかで結果は大きく開くはずです。そう信じて、小さなことですが、毎日のブログの更新に挑戦してみることにしました。繰り返したことで結果がどう変わるのか、体験してみたいと思います。

 

第30回介護福祉士国家試験までは、残り19日になりました。桜の花咲く合格発表のころには、嬉しい報告が届くことを心待ちにしています。

(影山)